「アフィリエイトでこれから稼いでいきたいな」
「就職したり転職するくらいなら起業しちゃうか」
そんなふうに考えている方もいらっしゃると思います。
私もそうだったので、気持ちが凄くわかります。
私は、以前は会社員でSE(システムエンジニア)を2年半ほどしていましたが、「未経験のところに転職するくらいだったらアフィリエイトで起業しても同じか」と思い、独立起業をして個人事業主になりました。
ただ、アフィリエイトで起業することはおすすめなのですが、リスクなどを知っておくことも必要です。
そこで本記事では、
- どれくらいの収入があれば起業しても平気か
- アフィリエイトで起業する方法
- 実際にアフィリエイトで起業して良かったこと・悪かったこと
など、アフィリエイトで起業することについて網羅的に解説していきます。
この記事を読むことで、アフィリエイトで独立起業する具体的なイメージが持てるようになります。
アフィリエイトで起業しようと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
アフィリエイトで安全に独立起業する方法【個人事業主が解説】
アフィリエイト収入ゼロで独立起業するのは失敗しやすい
まずお伝えしたいのが、アフィリエイト収入ゼロで独立起業するのは失敗しやすいということです。
私はアフィリエイト収入ゼロ・知識ゼロの状態で無謀にも独立したんですが、稼げるようになるまではかなりかかりました。
私の場合は他にYouTubeもやっていたので、1週間のうち4日~5日をアフィリエイト作業にあてていたのですが、それでも
- 月収10万円を超えたのが半年後
- 月収20万円を超えたのが1年半後
- 月収30万円を超えたのが1年8ヶ月後
です。
他のことをやらずブログ運営だけに打ち込んでいればもう少し早く結果が出せるかもしれませんが、たぶん期間的にはあまり変わらないと思います。
なにより、収入ゼロの状態で独立起業するのは精神的によくありません。
起業したてのころはワクワクした気持ちで作業できるのですが、何ヶ月かたって稼げていないと、焦ってきて不安な気持ちでいっぱいになるからです。
私は貯金があったのでなんとかやってこれましたが、それでもずっとお金の不安がありました。
なので、ある程度生きていける貯金がなく、収入ゼロの状態で独立起業するのはおすすめしません。
アフィリエイト収入ゼロで独立起業するなら2年分の生活費を貯めておこう
アフィリエイト収入がゼロでも、生活費が2年分くらいあるのであれば独立起業するのもアリだと思います。
たとえば、20代~30代で一人暮らしをしている方なら月の平均支出額が15万円前後なので、300万円~400万円くらいは用意しておきたいですかね。
起業すると国民年金や国民健康保険料を支払うことになるのですが、少なくとも1年で35万円はかかるので、意外とお金がかかるんですよね…。
実家にお住まいの方は生活費がかからなくてリスクがないので、収入ゼロ・貯金ゼロの状態でも起業してしまっていいと思います。
アフィリエイトで独立起業するなら最低でも月収20万円が目安
2年生活していけるだけの貯金はない人は、アフィリエイトや他の収入をあわせて、月収20万円は稼げるようになってから独立することをおすすめします。
月収20万円くらい稼げていないと、生活費や税金を支払うことができなくなってしまうので。
できるなら、月収30万円はあるといいと思います。
月収20万円だと金銭的にギリギリで心に余裕が持てなくなってしまうので、仕事にも打ち込めなくなってしまいます。
独立起業するなら、最初は個人事業主から始めよう
起業というと、「会社を建てて法人化して社長になる」とイメージする方もいますかね?
でもじつは、起業には大きく分けて2つあるんですよね。
- 法人
- 個人事業主
事業で年収1,000万円くらいあるのであれば法人化したほうが税金が安くなるのですが、それ以下の収入だったら個人事業主のほうが税金が安くなる場合がほとんどです。
それに、法人で開業しようとすると、書類を作ったりするのに数十万お金がかかってしまいます。
なので、最初は個人事業主から始めましょう。
個人事業主として独立起業する前にやること
個人事業主として独立起業する前に、以下のことは必ずやっておきましょう。
- クレジットカードを作成する
- 家を借りる
- 開業準備のために必要だった経費の領収書をとっておく
→くわしくは「アフィリエイトの確定申告で落とせる経費まとめ【勘定科目も解説】」の「開業の準備費用」欄を参照してください。
起業をすると、世間的には信用度が低くなるんですよね。
会社員で雇われていた方が、企業からするとお金をちゃんと払ってもらえる確率が高いので。
ですので、クレジットカードの作成したり家を借りることは、必ずやっておきましょう。
ちなみに、クレジットカードのおすすめは以下です。入会金・年会費ともに永年無料ですし、迷ったらこちらを選んでおけば問題ありません。
1枚だけでもいいですが、あって困るものでもないので2枚作っておいたほうが安心かもしれませんね。
事業用とプライベート用など、あとから分けて使いたくなることもあるので。
アフィリエイトで個人事業主として独立起業する方法
それでは、実際にアフィリエイトで個人事業主として独立起業する手順を解説していきますね。
といっても、そんなにむずかしくありません。3ステップで終わります。
- STEP1税務署に各種書類を提出①②は必須。③は任意。
③は家族に給与を払うことを経費にできるので、節税することができます。- 個人事業の開業届出・廃業届出書(開業1ヶ月以内)
- 所得税の青色申告承認申請書(開業2カ月以内)
- 青色事業専従者給与に関する届出書(開業2カ月以内)
<提出方法>
以下のいずれかの方法で提出。- 上記リンク先にあるPDFをダウンロードして記入し、税務署に提出or郵送
- 税務署に行ってその場で書いて提出
- 開業freee
を使って記入し、税務署に提出or郵送
こだわりがなければ、開業freee
を使うことをおすすめします。
たぶんこれが1番簡単で、すぐに終わります。私は税務署に行ってその場で書いて提出したんですが、見本とにらめっこしたり税務署の人に質問しまくったりしながら作成したので、そこそこ時間がかかりました。
開業freee
なら、無料でかんたんに各種書類を作成できるのでおすすめです。
質問に答えるだけなので、ポチポチ押してるだけで書類を作成できます。 - STEP2国民健康保険と国民年金の加入手続き会社員で退職した人は、退職日の翌日から14日以内に市区町村の役所に行って手続きしましょう。
【持ち物】
- 印鑑
- 離職票
- 健康保険の資格喪失証明書
- 年金手帳または基礎年金番号通知書
- 本人確認書類(免許証など)
- マイナンバーカードまたは通知カード(扶養家族の分も)
※健康保険については、会社の時に加入していた健康保険を最大2年間任意継続することも可能です。
- STEP3県税事務所に「個人事業開始申告書」を提出最寄りの県税事務所に行けば用紙をもらえるので、その場で書いて提出しましょう!
※県税事務所は、都道府県によって呼び名が変わります。たとえば東京都の場合は都税事務所です。
これで、晴れて起業して個人事業主になることができます。おめでとうございます!
アフィリエイトで個人事業主として独立起業して良かったこと・悪かったこと
私がアフィリエイトで独立起業して良かったことと悪かったことについても、参考になると思うので書いておきますね。
結論からいうと、大変なこともあったけど、思い切って起業して良かったなと感じています。
もし今迷っている方がいたら、失敗してもいいので起業してみるのをおすすめします。
いざとなったら再就職できますし、失うものなんてほとんどないですから。
一度しかない人生、「やらない後悔」より「やる後悔」を選択しましょう。
アフィリエイトで個人事業主として独立起業して良かったこと
アフィリエイトで起業して良かったことをあげると、以下ですね。
- 自由に生活できるようになった
- 自力で稼ぐ力が身に付いた
- 税金やお金の知識が身に付いた
- 無駄遣いを減らすきっかけになった
自由に生活できるようになった
会社員のころは毎日残業続きでへとへとになって帰ってきて、週の5日は縛られた生活をしていました。
平日はほとんど自分の時間はなかったので、自由な時間は週に2日くらいでした。
でも、独立をしたら縛るものが何もなくなります。
24時間365日好きなように時間を使えるようになるので、何をするにでもやりやすくていいですね。
たとえば、お店や病院は混んでいないときに行けますし、体調が悪いときにはすぐベッドに横になれます。
自力で稼ぐ力が身に付いた
自力で稼ぐ力が身に付いたのは、かなりでかいですね。
人生経験として、非常に良い経験をしていると感じます。
会社員だったら、会社がどうやってお金を稼いでいるのかってあまりわからないじゃないですか。
それが、独立すると自分1人でやるしかないので、自然とお金の稼ぎ方を学んだり考えたりするようになるんですよね。
終身雇用は崩壊したとトヨタも言っていますし、いつリストラされるかもわからない時代です。
なので、早いうちに自分で稼ぐ力を身につけられたことは本当に良かったと感じますね。
税金やお金の知識が身に付いた
税金やお金の知識が身に付いたことも、めちゃくちゃ良かったです。
個人事業主になると自分で確定申告しないといけないので、自分で税金の勉強をしないといけないんですよね。
すると税金の仕組みやお得な税制制度がわかるので、手元に多くお金を残せるようになるんですよ。
会社員をやっていたら絶対に学ばなかったと思うので、早めに知れてよかったと感じます。
無駄遣いを減らすきっかけになった
個人事業主は収入が不安定なので、無駄遣いをしなくなりました。
会社員のころはコンビニ弁当や外食だらけで、お菓子とかスイーツなんかもよく買っていたんですが、ほとんどしないようになりました。
友達との不要な飲み会も断るようになって、今では本当に必要なものにしかお金を支払わなくなりました。
以前より健康になりましたし、無駄な浪費も減ったので、長い目でみると良いことだなと感じます。
アフィリエイトで個人事業主として独立起業して悪かったこと
続いて、起業して悪かったことを紹介します。
- 収入が不安定
- サラリーマンより税金が高い
- クレジットカードが作りづらい
- 家を借りづらい
- 自分で自分を律するのが大変
収入が不安定
まずは、収入が不安定なことですね。
順調に稼げればまあ問題ないんですが、アフィリエイトはGoogleのアップデートが頻繁に起こったりしますし、広告の成果報酬で稼ぐわけなので収入がどうしても不安定になります。
私はお金の不安をいつも抱えて仕事をしています。
来月の収入がゼロになるかもしれない不安をずっと持ったまま生活していると、たまに精神が病むんですよね(笑)
一時期は夜眠れないこともありました。
なので、収入が不安定だと耐えられないという方には起業は向いていないと思います。
サラリーマンより税金が高い
個人事業主になってびっくりしたんですが、サラリーマンよりも税金が高いんですよね。
じつは、会社で入る社会健康保険は、会社が半分の費用を負担してくれているのでかなり安い値段で加入できているんです。
しかも、国民健康保険はもともと値段が高いんですよ。
なので、個人事業主になると税金を多く支払わないといけなくなるんですね。
先ほどもあげましたが、収入が少ない年でも年間35万円くらいは税金(国民健康保険+国民年金)でもっていかれます。つらいですね。
クレジットカードが作りづらい
クレジットカードは個人事業主になるとマジで審査に通らなくなるので、必ず作っておいてください。
クレジットカードがないと不便ですからね。
先ほどもご紹介しましたが、できれば2枚ほど発行しておきましょう。
家を借りづらい
家も借りづらくなるので、独立する前に借りておいてください。
引っ越す方はお早めに。
私は会社を辞める月にギリギリ契約をしたんですが、不動産屋さんに行ったときはハラハラドキドキしました。
家はなるべく早めに契約だけしておいたほうが安心だと思います。
自分で自分を律するのが大変
個人事業主は自由な反面、自分で自分をコントロールすることが大変です。
会社員のころは強制的に早起きして、オフィスでも周りの目があるので集中して仕事できていましたが、個人事業主になると環境が一変します。
朝起きるのも強制力がないので自分の意志でちゃんと起きないといけないですし、あらゆる誘惑を断ち切って仕事をしないといけません。
上司から仕事を振ってもらって仕事をやるのって、今思えば楽だったんだなと感じます。
「自分で仕事の予定を立ててその通りに仕事をする」って案外むずかしいんですよね。
ただ、私は1年くらいで慣れたので、みなさんも1年くらいやれば慣れると思います。
アフィリエイトで独立起業するなら読んでおきたい本
最後に、おすすめの本をご紹介して終わりにしますね。
私はアフィリエイトで独立起業してから1年9カ月、いろいろな本を読んできました。
ほとんどビジネス関係の本です。
自分でいうのもなんですが、170冊くらい読んできたので、わりと読んできたと思います。
そのなかから、個人事業主として仕事をするなら読んでおいたほうがいいなという本を5冊選びましたので、ぜひ読んでみてください。必ず役立つと思います。
また、私が書いた下記のノウハウ記事もあなたの役に立つと思いますので、ぜひあわせてご覧ください。